インフルエンザはマスクをしていてもうつる場合があるのはなぜか?
マスクをしているのに、インフルエンザはうつるものなの?
インフルエンザ予防のためにマスクをしていたにも関わらず、うつることはあるのでしょうか?
結論からいえば、うつることがある、という事になります。
ここでは、どうしてマスクをしているのにうつるのか?ということを解説していきたいと思いますので、よろしければインフルエンザ対策に活用してくださいね。
インフルエンザがうつるパターンは接触感染と飛沫感染
インフルエンザがうつるパターンは大きくわけて、接触感染と飛沫感染の2つのパターンがあります。
接触感染とは
人の体に直接的に接触する場合やドアノブや手すりなどに付着しているウィルスを間接的に接触することによって、感染する事です。
つまり、直接または間接的にウィルスに何かしらの形で触れることによって、それが体内に入り、インフルエンザがうつることになります。
飛沫感染とは
飛沫感染とは、もともとウィルスを持っている人(保菌者)が咳やくしゃみをすることによって、それが空気中に舞い、それを鼻や口などの粘膜に付着、吸い込むことによって体の中に入り、インフルエンザがうつることを言います。
ちなみに、インフルエンザがうつる経路としては、空気中に漂っているインフルエンザウィルスを吸い込むことによってうつる空気感染はほとんどないと考えられています。
さて、ここでマスクをしていてもインフルエンザにうつるかどうかにおいて問題となるのは、飛沫感染についてですが、通常マスクをしていれば飛沫感染する事はありません。
しかし、この「通常マスクをしていれば」というのは、なかなかのクセモノです。
マスクをしていてもインフルエンザがうつるのはマスクの不備が理由
インフルエンザにうつることがないよにするために、マスクをすることは飛沫感染を予防するためにも効果的であり、意味のある事ですが、これはあくまでもインフルエンザがうつる事がない正しいマスクを使い、さらにインフルエンザがうつる事がない正しいマスクの着用方法をしている時だけです。
インフルエンザがうつることがないようにするためのマスク選びと3つの着用条件
インフルエンザがうつることがないようなマスクとしては、不織布のマスクであることがとても大切です。
不織布のマスクとは縫い目がない布で作られたマスクのことですが、縫い目があると小さなインフルエンザウィルスはそこから侵入してきてしまう事があるからです。
一般的に現在はほとんどのマスクが不織布で作られていますが、マスクを購入する時は、念のために縫い目がないかどうかの確認をしてから選ぶようにしましょう。
次にインフルエンザがうつらないようにするための着用条件ですが、3つあります。
①鼻と口を完全に覆っている状態である事
②あごがでていない
③マスクが顔にピタッとフィットしている事
インフルエンザがうつることがないように、最低限マスクを着用する際には、この条件を満たすようにしましょう。
鼻や口が外気と直接触れることのないように、しっかりとマスクで覆われていることが大切という事ですね。
さらに注意点としては
①着用前は手洗いをする。
手にインフルエンザウィルスがついている可能性があるため
②マスクの表面を触らない
マスク表面にインフルエンザウィルスがついている可能性があるため
③一度使ったマスクは使いまわさない
一度使ったマスクにはインフルエンザウィルスがつている可能性があるため
④捨てる時はフィルターを手で触らない
フィルターにはインフルエンザウィルスがついている可能性があるため
以上がインフルエンザがうつることのないようにするためのマスクについての解説でした。
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